エリア別観光マップ

加久藤エリア

えびの市のほぼ中央に位置する加久藤地区は、九州自動車道えびのインターチェンジや国道、県道がアクセスする市の玄関口。市役所や資料館などの公共施設や商工会があり、えびの観光の拠点としても優れた利便性を誇っています。市の南部に広がる霧島連山と対峙するように、北側にはえびの盆地を見下ろす、通称加久藤峠。かつては交通の難所と云われていましたが、現在はおすすめのビューポイントです。その他歴史遺産や自然公園などがある多彩なエリアです。

①金松法然(かなまつほうぜん)

無類の焼酎好きと云われた法然僧侶を祀った墓地。今から約230年前、どこからともなくやって来て栗下村に住み着き村人たちの苦難を救った通称、焼酎法然。「焼酎を供えて一つだけ願をかけなさい」と言い残しこの世を去った。例祭は9月23日。

②三徳院(さんとくいん)

木崎原合戦での島津軍勝利を夢占いで予言した盲僧菊一に島津義弘が天正3年(1575)に与えた寺院。敵陣に間者(スパイ)として潜入し敵の動きを察知、島津軍に多大な貢献をしたと云われ、昭和60年にえびの市の指定文化財に指定されている。

③永山運動公園(ながやまうんどうこうえん)

九州自動車道えびのインターチェンジのすぐ近くの川内川沿いにある。サッカー場、ゲートボール場、グラウンドゴルフ場のほかテニスコートなどが整備された多目的運動公園。

④南方神社(みなみかたじんじゃ)

島津義弘が創建した神社で旧称「諏訪神社」。毎年8月の最終日曜日に行われる例祭では直径120cmの大太鼓をかついで勇壮に踊るウバッチョ(大太鼓)踊りを奉納。400年以上の伝統があり地元ではおすわさあまつりの名で親しまれている。

⑤加久藤城跡(かくとうじょうあと)

国道268号線と221号線が交差する川原の交差点そばの丘の上にある。真幸院領主であった北原氏が応永年間に築城。永禄7年(1564)飯野城主となった島津義弘の入城により改築。加久藤城と改名され天正18年まで義弘夫人の居城となった。 鶴寿丸の墓(つるひさまるのはか) 島津義弘の長男鶴寿丸は永禄12年加久藤城に生まれたが、病のためわずか8歳で亡くなり城中に葬られた。加久藤城跡に向かう途中に立つ墓石は明治元年に神道式に改築されたもの。

⑦JRえびの駅

JR吉都線の駅で現在は無人駅。地元出身の黒木和雄氏が監督を務めた「美しい夏キリシマ」のロケにも使われ、終戦前後の姿を再現した撮影時の状態で保存されている。木造のどこか懐かしい佇まいが郷愁を誘う。大正元年に加久藤駅として開業し、平成2年11月1日に現在のえびの駅に改称。

⑧グリーンパークえびの

南九州コカ・コーラボトリング社のえびの工場でえびのインターチェンジのすぐそばにある。製造工場や展示ギャラリーをはじめ試飲コーナーやオリジナルグッズ販売のショップなどもある。フラワーガーデン、散策エリア、芝生広場を併設しており季節毎に多彩なイベントを開催している。 公式HP:https://www.ccbji.co.jp/plant/ebino/ (フラワーガーデン 東京ドーム1個分もある広大な花畑は圧巻。春は菜の花。夏はひまわり、秋はコスモスなど四季折々の花々が一面を埋め尽くす。)

⑨浜川原湧水公園(はまかわばるゆうすいこうえん)

霧島山系の麓に位置し、年間を通じて霧島裂罅水が湧き出している。ため池とグランドには夜間照明施設があり、夏場は、裂罅水を利用したそうめん流しやグラウンドゴルフも楽しめる。また、5月には、蛍の群生も見られる。

⑩えびの市歴史民俗資料館

「えびの市文化の杜」にあり古墳時代の出土品から古文書、民俗資料などえびのの歴史資料を展示・収蔵。館内には多目的展示ホール、研究室、AVコーナーも完備。自然や歴史をテーマにした各種イベントも開催している。 詳しくはこちら:https://www.city.ebino.lg.jp/display.php?cont=110512162822